花粉症 〜点眼、点鼻①〜
花粉症の時に目を取り出して洗いたい、という表現をしている人がいました。
そのときは大袈裟だなぁと思ってたのですが、今はちょっとわかります。
花粉症の症状として多いのは、目のかゆみ、鼻水、くしゃみです。
飲み薬は飲んで全部に効くので、簡単でいいのですが、その分眠気などの全身症状も出やすいです。
点眼、点鼻の薬は効かせたいところに直接効果を発揮させられるというメリットがあります。
どんなものが入っているかというと
先の二つは前の記事でも紹介しました。
さてステロイド、ですが名前は聞いたことがあると思います。
どんな印象をお持ちでしょうか?
ステロイドというと怖いイメージを持つ方も少なくありません。
ドーピングやボディビルダーが使うという話も聞いたことがあるのではないでしょうか。
ステロイドは確かに使い方を間違えると大変です。
飲み薬としてのステロイドは過剰な免疫を下げるため、免疫異常の疾患につかわれますが、その分風邪を引きやすくなったりします。
花粉症でも症状が強いときにはステロイドが入ってるものを飲むときもあります。
塗り薬、点眼、点鼻にはステロイドの入ってるものもありますが、量は飲み薬よりも格段に少ないため副作用も少ないです。
ステロイドの話はまた別の機会に詳しくします。
さて、まず点眼ですが、いろんな薬があります。花粉症のときに使うものは抗アレルギー、抗ヒスタミン、ステロイドが含まれているものです。
普通に薬局で買えるものは、比較的効果が弱く、ステロイドもはいっていないものになります。
病院にいって出してもらう薬にもいろんな種類があるのですが、よくでるものとしてはインタール、パタノール、アレジオンという抗アレルギーのものとフルメトロンなどのステロイドのはいってるものがあります。
抗アレルギー点眼はpHによって刺激や不快感がともなうものもあります。インタールは少しpHがひくく人間の涙とちょっと値がちがうため、刺激があったりします。
パタノール、アレジオンは目に近い浸透圧、pHのため目に刺激がすくないです。
次回はコンタクトと点眼についてです。