筋肉 プロテイン、EAA,BCAA,HMB ②
ここからはプロテイン、EAA,BCAA,HMBについて書いていきます。
今回は概要です。
まずこの関係性ですが、イメージをプロ野球で例えてでいうと
身体:プロ野球全体
筋肉:セ・リーグ
プロテイン:巨人
EAA:レギュラー9人
BCAA:バッテリー(ピッチャーとキャッチャー)
HMB:ピッチャーの汗
という感じでしょうか。
まず身体全体があります。これは総合的に組織や器官があつまって全体を動かしています。野球で言えばいろんなチームがルールにのっとってゲームをするから運営ができるように身体でいろんな組織がルールを守って動くので人間が活動できます。
その中で、筋肉は身体を動かす重要な運動器官です。この筋肉の構成要素がプロテイン(タンパク質)になります。
さてこのタンパク質、有名なのは鶏肉や粉のプロテインですが、これらは食べてそのまま筋肉になるわけではありません。野球でオールスターのメンバーを集めるときに巨人が強いからそのまま9人!ではなく、一人ひとりがえらばれますよね。
もうちょっとわかりやすく話すと、引っ越しをするときにメタルラックなどの大きな家具は一旦分解してはこんでからくみたてますね。
タンパク質はそのままだととてもおおきい形をしていて身体のなかにはいっていきません。なので、消化酵素によって分解しアミノ酸という単位にして身体に入れて、身体でまた形をつくっていきます。
このときの設計図がDNAなのですが、これはまた別にお話します。
このアミノ酸ですが、20種類あります。この中で11種類は身体の中で作ることができるのですが、9個は食物から取らないと身体で作ることができません。(ベスト9みたいなもの)これを必須アミノ酸(Essential Amino Acid)とよびます。これがEAAですね。
そしてこの必須アミノ酸の中のバリン、ロイシン、イソロイシンを分岐鎖アミノ酸(Branched Chain Amino Acid)といい、筋肉をつくる引き金になったり、筋肉の分解を防いだり、エネルギー源になったりします。ただし、これだけでは材料が足りず筋肉が作れないです。ピッチャーとキャッチャーだけじゃ野球できないですよね。
そしてこのBCAAの中のロイシンの代謝されたものがHMBになります。
まとめると
プロテインには全部はいっていて、その中のEAAが9種類あり、さらにバリン、ロイシン、イソロイシンをBCAAと呼び、ロイシンの代謝物をHMBといいます。
それぞれの働きは次回以降詳しく記載します。