ホルモンとダイエット③ 〜インスリン抵抗性〜
インスリンは体の血糖値を下げるという話をしました。
人間の身体は非常に優秀で、いろんなものに対応し、抵抗しようとします。
例えばウィルス、予防接種などもそうですが、一度危険に晒されると人間はその危険への抵抗力を持ちます。
逆効果になってしまうのが、薬への抵抗性で睡眠薬やカフェインなども取りすぎると徐々に同じ量では効かなくなってしまったりします。
これは実はインスリンにも言えるのです。常に血糖値が高い状態だとインスリンがで続けたりたくさん出たりします。この状態が続くと徐々にインスリンに抵抗性が出て、同じ量では効かなくなり、より多くの量を出していきます。
そしてこの抵抗性はパーツごとに異なり、肝臓や筋肉で抵抗性が出て、インスリンがたくさん出た上で脳の視床下部にインスリンが達すると肥満の可能性が増えていくということになります。
余談ですが、ストレスによって出てくるホルモンはその時は脂肪を燃やしたりエネルギーを使ったりします。しかし長期的なストレスホルモンはインスリンの上昇に繋がるため肥満を引き起こす可能性があるようです。
インスリン抵抗性の原因になるのは高いホルモン値と絶えず続く刺激です。このことから言えるのは食事の内容と食べる時間が大事ということです。
食事内容についてはまた触れるとして、時間に関してですが、数時間置きに食べるとインスリンがで続け絶えず刺激に晒される原因になります。最近ファスティングが流行っており、腸内細菌や消化酵素についての説明をされることが多いですが、このインスリン抵抗性もファスティングが良い理由になりそうです。
まずは間食をやめましょう。
続く