カッコいい身体でモテたい男のブログ 〜堀田教之〜

もともと体脂肪が30%あり、中年小太り?で健康状態も良くなかったところから一念発起して体脂肪一桁にした男のブログです♪薬剤師の知識を活かして、食事や運動のことをメインに書いていきたいとおもいます(^-^)

油とダイエット③ 〜油の種類〜

あぶらにはいろいろな種類があります。

まずおおきく分類すると油と脂です。油は常温で液体で植物性のものがおおく、脂は常温で固体で動物性のものが多いです。

このあぶらには種類によって大きく役割が異なります。

 

まずあぶらは「グリセリン」が3つの「脂肪酸」とくっついたものの集まりです。

この「脂肪酸」は飽和脂肪酸不飽和脂肪酸(オメガ3,6,9)に分けられます。

この飽和、不飽和というのは安定度の違いと考えてください。飽和しているものは安定していて、不飽和のものはまだまだ変化の余地ありという感じです。

どちらがいい悪いではなく、役割が違います。

不飽和脂肪酸は変化の余地ありと記載しましたが、そのなかで問題となるのは酸化(さび)しやすいということです。ワインなどもコルクを抜いたあと味がおちてしまったりしますよね。

あぶらもほうっておくと酸化して質、味がおちたり、身体に悪影響を及ぼしたりします。

 

不飽和脂肪酸のオメガ3,6、9という名称ですが、化学構造の違いから名称が異なります。このなかでオメガ3,6は人間が体内で合成できず食品が取る必要があります。

飽和脂肪酸とオメガ9は体内で合成が可能です。

 

飽和脂肪酸:常温で固体のものがおおく、体内でも固まるので体脂肪として蓄えられます。(ステアリン酸、パルミチン酸、ラウリン酸など)

オメガ9:主にエネルギーとしてつかわれます。(オレイン酸、パルミトレイン酸)

オメガ3、6:細胞や組織を作るのにつかわれます。(n-3:αーリノレン酸EPA,DHA、n-6:リノール酸、γーリノレン酸、アラキドン酸)

 

人間の身体はたくさんの細胞でできており、その細胞を構成してる膜は脂肪からできています。組織によって含有割合が代わり、オメガ3が多い細胞膜ほど柔らかく流動的になります。

オメガ3系、オメガ6系はどちらも必要な脂肪酸ですが、現在の日本人はオメガ6系のリノール酸をとりすぎています。

これはリノール酸コレステロール値を下げるという研究結果からムーブが来て高リノール酸食品が流行ったためです。

バターより、マーガリン、マヨネーズ、ドレッシングにサラダ油など今では異なる研究結果がでているものも浸透してしました。

オメガ6を取りすぎると炎症性物質が細胞膜から出て身体に炎症を起こしたり、血液を固めやすくします。オメガ3は逆に炎症を抑え血液を流れやすくする役割をします。

 

現在はオメガ6系を取りすぎているため、意識してオメガ3系脂肪酸を摂る必要があります。(アマニ油、えごま油、魚に多く含まれています。)