筋肉 〜EAA〜 ④
EAAは(Essential Amino Acid/必須アミノ酸)です。
バリン、イソロイシン、ロイシン、メチオニン、リジン(リシン)、フェニルアラニン、トリプトファン、スレオニン(トレオニン)、ヒスチジン
アミノ酸は20種類あり、そのなかでこの9種類は身体の中で作ることができず、食品から取る必要があります。
タンパク質の有効利用のためにはこの必須アミノ酸が必要量入っている必要があります。
これをアミノ酸スコアといい、9種類の必須アミノ酸のうち、一番含有量が少ない必須アミノ酸レベルに制限されます。
野球部でも9人いてもたとえばピッチャーとキャッチャーが弱かったらチーム全体が弱くなってしまいます。
アミノ酸スコア100に近いほど体内でたんぱく質が有効利用されます。
肉はアミノ酸スコア100です。人間も動物なので、動物の肉は人間も使いやすいタンパク質です。植物などはアミノ酸スコアが低いので、バランスよく食事をする必要があります。
必須アミノ酸には糖原性アミノ酸とケト原性アミノ酸があり、使われ方も異なります。
身体を作るときにはこのEAAが非常に重要な役割をします。いわば身体の材料ですので、トレーニングをするときにEAAが足りてないと、せっかくのトレーニングも無駄になってしまいます。
そして、EAA自体はアミノ酸の状態なので、吸収も早く、トレーニングのすぐ前、トレーニング中、トレーニング直後に取ることで効果を高く発揮します。
タンパク質について、考えるべきは必須アミノ酸含有量、アミノ酸スコア、生物価です。
生物価はとったタンパク質がどれだけ身体に使われているか、です。アミノ酸スコアが良くても含有量がすくなかったり、生物価が低ければ身体には足りなかったりするので、意識をしてとっていきましょう。